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日本中がふるえる、今とこれから‥

3/11に起きた東北関東大地震。
僕が想像も出来ない程の恐怖を経験し、ご家族や大切な人達を失い、
今も避難所で満足とは遠い状況にいる被災地の人達を思うと心が痛みます。

僕の仲のいい友達が岩手県の大船渡市という沿岸部の出身で、実家の家族や親戚、
友達が被害に遭い、奇跡的に命は助かったものの家を流されてしまった人がいる
と聞きました。
その友達が、『被災地以外の人達がいろいろ買い占めるおかげで、被災地には
必要な水や食料その他が届いてないらしい。せっかく助かった命なのに
こんな馬鹿なことで更に犠牲者が増えるとしたら、こんなに悲しいことはないよ。
そんな状況なのに、「こっちのことで東京の方が大変なことになっているみたいで悪いね」
なんてメールが来たんだ。言葉もないよ‥。』と言っていました‥。

ウチはもちろん買い占めなんてしていませんが、それでも同じ被災地以外に住む者として
淋しさと恥ずかしい気持ちでいっぱいです‥。
犠牲になってしまった方々のご冥福と、助かった方々の体調と生活の回復を祈るとともに、
自分はいま何をするべきか考えを巡らせています。その気持ちを大前提として、
この状況の今とこれからをANIMAL WARNING的視点で考えてみたいと思います。

それは地震のことではなく、二次被害とでもいうべき「原発」について。
地震の後の状況はみなさんご存じだと思いますが、本日20日現在、
これ以上の悪化を避けるべく、ギリギリのラインの現状維持が続けられている状況です。
もしも最悪の事態になってしまった場合に何がどうなるのか素人の僕には詳しくは
わかりませんが、このまま収まってくれたとしても、現段階で戦後日本史上1番大量の
放射性物質が環境に影響してしまう事は間違いなさそうです‥。
放射性物質にはいろいろな種類があるらしく、風に乗って飛び体に付着するものも、
水に溶けて流れるものもあるみたいです。

そして風や海流で運ばれる範囲以外の地域で必ず問題視されるのが、動物達による
環境汚染物質の持ち込みです‥。

海なら汚染されたエサと知らずにそれを食べてしまった魚、その魚をもっと大きな魚が
食べ、その魚を‥と繰り返すうちに1匹の汚染濃度は、大きくたくさん食べる魚ほど
高くなってしまい(例えば、汚染物質を1つ食べた小さい魚を、中くらいの魚が3匹食べ、
汚染物質を3つもった中くらいの魚を大きい魚が5匹食べ‥という風に濃度が高くなって
しまうわけです‥。)
さらにその魚が季節で回遊する種類の場合、どこまで広がるのか見当もつきません‥。
(もちろん、その魚を食べた人間にも同じように蓄積していきます。)
陸でも同じように、汚染されたエサや水を知らずに食べてしまったり、
体に付着してしまった渡り鳥などが、各地の池や川などで羽を休める時にその場に運んで
しまい、そこで別の鳥や動物が汚染されてしまうという悲しいサイクルがおこります。
年頭に尋常ではない羽数の鳥達が犠牲になった鳥インフルエンザが広がったのも
この流れです‥。悲しいサイクルですが、この世界の全ては気が遠くなるほど大きくて
偉大なサイクルのなかにあるんですから、当然なのかもしれませんね‥。

まだ汚染されていない地域の方が渡り鳥などを警戒し、自分達のエリアを守ろうとする
気持ちは解ります。
被害を最小限に食い止めるために、涙を流して命を犠牲にしなくてはならない状況がある
ことも頭ではわかります‥。
(その問題は僕の中で実現可能な解決策が思い付かず、頭の中を漂い続けている
問題の1つです。)

だけどこれだけは忘れないでほしい。
悪いのは最初に問題を起した種族であって(この場合は放射性物質を出してしまった種族)
それを知らずに運んでしまう動物達は被害者であり、ただいつも通り生きているだけなんだ
ということを。
鳥インフルエンザの時、新聞に、ウイルスを運ぶ野鳥や渡り鳥は爆弾を積んだ爆撃機のようだという主旨の記事が載っていたのが、今でもひっかかっています。
決してそういう見方はしないでやってください。

電気会社や、今も文字どおり命懸けで事態の収縮にあたってくれている社員のみなさんが
悪いというのではなく、電気がなくては成り立たなくなった今の文明社会に生きる我々全員
(このブログを書いている僕も、そして読んで下さっているあなたも)が、共犯者なんだ
という認識をもつことが大切だと思います。

この電気のほとんどが原子力発電によって作られているのは知っていたけど、実際こんなに
恐ろしいものだとは知らなかった‥という方がほとんどだと思います。僕もそうでした‥。
こういう事態になったとき、建物の中がどうなっているのか見に行く事もできない、
近付く事もできない、使用済みの燃料を完全に処分する事ができない、
環境に出てしまった物質が自然に還るまで50年〜5万年かかる‥、
そんなものを人間が扱っていいものでしょうか‥?。
疑問を持ち、足元から再考する時期にきているのではないでしょうか?。

みなさんがいま感じているこの恐怖、「喉元すぎれば‥」にしてしまうほど
愚かな事はないと思います。
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by animalwarning | 2011-03-20 22:12